あなたの身体のバランスは大丈夫?
前回は「歩き方のクセが腰痛・膝痛を招く理由」についてお話ししました。
今回は、もっと簡単にできるチェック方法をご紹介します。
それは……
「普段履いている靴の裏を見ること」です。
実は、靴底のすり減り方には、普段の歩き方や身体の使い方のクセが表れていることがあります。
まずは靴の裏を確認してみましょう
普段よく履いている靴を一足用意してください。
靴底を見て、
「左右で減り方が違っていないか?」
「どの部分が一番すり減っているか?」
を確認してみましょう。
① 外側ばかりがすり減っている
靴の外側が大きくすり減っている場合、歩行時に外側へ体重がかかっている可能性があります。
足首や膝、股関節などに負担がかかっていないか、確認してみましょう。
② 内側ばかりがすり減っている
内側が大きくすり減っている場合も、足の使い方や身体のバランスに偏りがある可能性があります。
特に左右差が大きい場合は足首・股関節に注意が必要です。
③ かかとだけが極端にすり減っている
歩くときに足を引きずっていたり、足を前に出す動作が小さくなっていることがあります。
「最近、歩くのが遅くなった」
という方は、腰を一度確認してみてください。
④ 左右で減り方が全く違う
これは特にチェックしていただきたいポイントです。
左右の足で体重のかけ方や歩き方が違っている可能性があります。
身体は左右が連動して動いているため、長期間こうした状態が続くと、背骨の側弯症や骨盤の歪み・首のねじれ等体の一部に負担が集中することがあります。
靴底だけで判断しないことも大切
ただし、「外側が減っているから○○が悪い」
と、靴底だけで原因を決めることはできません。
靴の形や歩く場所、靴の使用期間などによっても、すり減り方は変わります。
大切なのは、
「以前と比べてどう変化しているか」
「足や身体に痛みや違和感がないか」を一緒に確認することです。
足元の小さな変化を見逃さない
外反母趾、浮き指、足指の動きの低下など、足元の変化は少しずつ進んでいくことがあります。
最初は、
「ちょっと歩きにくいかな?」程度だったものが、年月を重ねることで膝や腰への負担につながることもあります。だからこそ、痛みが強くなる前に足元をチェックしておくことが大切です。
いつまでも元気に歩くために
これまでのシリーズでは、
「片足立ち」
「足指の力」
「歩き方」
「靴のすり減り方」
についてご紹介してきました。どれも共通しているのは、
「足元が身体を支える土台になっている」
ということです。
いつまでも旅行や買い物、趣味を楽しみ、自分の足で元気に歩き続けるためにも、ぜひ一度ご自身の足元を見直してみてください。
当院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、足元から身体全体のバランスを確認し、身体の状態に合わせた施術を行っています。
「最近、歩き方が変わった気がする」
「靴の減り方が左右で違う」
「膝や腰に痛みが出てきた」
そんな方は、一度ご自身の身体のバランスを確認してみてはいかがでしょうか。
健康寿命を延ばすために。その第一歩は、毎日使っている「足元」を知ることから始まります。
次回は、
「なぜ外反母趾になるの?足の変形を放っておくと身体にどんな影響があるの?」
について、詳しくお話しします。
